新型コロナウィルスによる非常事態宣言が解除され、チャイルドアイズでも対面授業が再開してから二ヶ月が過ぎました。
まだまだ感染対策を講じながらの日々ではありますが、以前と変わらぬ活気ある教室の様子が戻ってきたことを、本当に有り難く感じています。
さて、今回お話したいのは、そんな教室の最近の様子の一つで、小学生の思考力アドバンスコースでのBINGO(ビンゴ)の授業についてです。
普段は思考力を高めるべくテキストの問題に頑張って取り組んでいますが、月に一度のビンゴの授業では、また違った意味で子どもたちの学習成果やひらめきを伺うことができ、楽しく盛り上がります。
授業では、その回のお題について予め自分で調べた事を持ち寄り、学年を越えて皆でビンゴゲームをしながら発表をします。
自分の用紙の3×3の9マスにそれを書き、一人一つずつ順番に言っていき、自分の言ったものと、他の人が言ったものも自分が書いた中にあればそれも合わせて、縦か横か斜めに三つ揃ったらビンゴができたことになります。
何周かやって最後にビンゴがいくつできたかを発表し合うのも大きな楽しみです。
ビンゴのお題は毎回講師たちで話し合い、学年が異なっても調べ学習がそれぞれでできるものを、多岐の分野にわたって考え、決めています。
例えば、六月のビンゴのお題は「地図記号」、七月は「対のもの」でした。
「対のもの」のビンゴでは、ひらめき易いところで手足、目や耳といった体の中にあるものやそこに身に付けるもの、他には箸、カスタネット、将棋の駒、飛行機の翼、時計の針、雛人形、狛犬、門松、あさりの貝殻、虫の触角、双葉という発表がありました。
生徒の中には、ビンゴの日に自分の髪型をツインテールにして発表してくれる女子もいたり、ビンゴが終わってすぐに教室を見渡して、「ドアノブも!」と新たに見つけている様子もありました。
自信を持って発表する子、「ビンゴできた!」と我先にと手を挙げる子、「惜しい!」と嘆く子、恥ずかしげに発表する一年生に対し「僕もそれ書いたよ!」と言ってあげる上級生もいたりと様々な様子でしたが、笑顔がたくさん見られ活気のある時間となりました。
ビンゴの授業により、調べて発表するという力を養えるだけではなく、自分とは異なる他の生徒や講師の発表からも学ぶことができます。
また、ビンゴというゲームの作戦も踏まえて、どんなことをどのマスに書くかを考えることもできるようになります。
更に、ビンゴがきっかけになり、そのお題に関連する学習をその後深めることもできます。
今月のビンゴももうすぐですが、どのような発表があるか期待して楽しみにしています。
(新屋)
2020-08-27