私達インストラクターは、挨拶をとても大切にしています。教室の扉を開けて入室する時には、子ども達はきちんと目を合わせて「おはようございます」「こんにちは」と挨拶をし、帰りには「さようなら」とお辞儀をしてお帰りになります。もちろん誰もが初めからできるわけではなく、通い始めて間もない頃は、恥ずかしそうにお母様の後ろに隠れて様子を見ていたお子様も、しばらくすると自ら挨拶ができるようになり、その顔は自信に溢れてどこか誇らしげでもあります。自ら挨拶が出来ない場合には、「お母様と一緒に」「先生と一緒に」などと声掛けをして促し、元気よく挨拶ができたらその場で誉めます。その成功体験と気持ちの良さは何より子ども自身に喜びを与えるでしょう。
挨拶は、良い人間関係を築くのにとても大切なものであり、コミュニケーションのきっかけとして大きな役割を発揮します。上手にコミュニケーションを取れるかどうかは友達作りにも影響してきます。そして、挨拶をする時には、人は無意識のうちに笑顔を作ります。挨拶をすると自然と笑顔が増えて、緊張が溶け、気持ちが上向きになることは大きなメリットだと思います。
最後に、挨拶というものは、一朝一夕に身につくものではなく、幼い頃からの環境が大きく影響すると言われています。一度身についた習慣は大人になってからも持続するので、この時期の挨拶の習慣はとても大切だと言えるでしょう。
今年もよろしくお願い致します。
(橋本)
2021-01-21