すっかり秋らしくなり、生徒さんと「鈴虫の声聞いた?」、「彼岸花が咲いていたよ。」、
「キンモクセイの良い香りがするね!」など、秋を感じるお話をするのがとても楽しみな最近です。
さて今日は、お子さまが少し大きくなった中学生頃には、どんな図形のお勉強をするのかお話ししてみます。
難関中学1年生1学期の幾何では、作図(定規とコンパスだけを用いて図形を書くこと)を習う学校があります。
その作図問題の1つを考えてみましょう!!
「円の中心をOとるす半径がOA(AはOの右側にある)の半円の紙があります。
点Oを通り6等分するもののうち2つをOAの方から切り取るとき、切り口にあたる2つの直線を作図しなさい。」
この問題を解くポイントは、「半円を6等分した時、1つの扇形の中心角が30度」
→「切り口2つ合わせて60度だなぁ~」→「60度と言えば正三角形が作れる!!」です。
まさに、“正三角形が見えてくるかどうか”なのです。
正三角形が見えれば、後はコンパスと定規にお任せです。
OAを1辺とする正三角形の頂点Bを半円の周上にとり、角AOBの二等分線を作図すれば完成です。
これは、幼少期に磨いた“図形のセンス” が役に立つ瞬間なのです。
そして、図形のセンスを育てるためには、沢山の図形に触れ、経験することが大切になります。
チャイルドで扱う教材の図形・片・パターンブロックは、基本となる形であり、ずっと勉強で出てくる形でもあるので、
レッスンだけでなく、ご自宅へお持ち帰りになられた後も、手を動かし自由な発想で遊んでいただきたいです。
経験を増やし、図形のセンスを磨きましょう!!
(高橋)
2020-10-16