七五三は、男の子の三歳と五歳、女の子の三歳と七歳の成長をお祝いする行事です。近世までの日本では、栄養不足や健康への知識不足や貧困などから、幼児が成人するまでの生存率が低かったため、成長を祝う行事として定着したのです。
なかでも、長い人生にとって最初の節目である三歳。「三歳児神話」という言葉をご存知でしょうか。「子供は三歳までは家庭の中で母親が育てないと、その後の人生に悪影響を及ぼす」という意味合いの言葉です。子供を保育園に預け、仕事を続けながら子育てをしている女性にとっては、育児ノイローゼになりそうなこの言葉ですが、しかし、あくまで科学的な裏付けの無い「神話」です。三歳までは、母子関係を形成する大切な時期だと受け止めればといいと思います。
三歳になるまでは、親子の関係をしっかり築き、徐々に世界を広げ、三歳を過ぎた頃から、友達関係を楽しめる状態へと移行させてあげるのです。 しかし、三歳児は、友達の範囲もまだ狭く、遊んでも自発性の発達から自己主張を始めるので、友達と喧嘩を繰り返しますが、そうすることによって友人形成の能力を発達させていくのだそうです。
三歳児は言語発達も著しいので、言語を通じて友達や大人との交渉が可能となり、社会性の発達とともに、知的能力も発達します。それを援助するためには、命令的な圧力による躾をしないように努め、子供の本来持つ興味や意欲を導き、バランスよく脳を刺激してあげましょう。
2009-10-14
