2015-10-23

行動観察で求められること


十月になり、幼稚園、保育園、学校では運動会など様々な行事で、活気のある時期ではないでしょうか。


朝晩の気温差も激しく、空気も乾燥しております。お子様を含め、家族全員の体調管理に気を配り、実りの秋を存分に楽しんでくださいね。


今回は、近年の年長受験クラスの行動観察で感じたことを、お話ししたいと思います。

行動観察では、グループで相談して一つの物を協力して作るという課題がよく出されます。

その時に、お子さん達がお互いに何も言葉をかけずに無言で作り始める、という光景を見かけます。

全く協力し合えないわけではないのですが、手順の相談や役割分担を決めるということが、どうすればいいのか、どういう言葉をかければいいのかわからない、という様子です。


どうしてでしょうか?


幼稚園や家庭では、先生やご両親が「こうしましょう」と、指示を出してくれることが多いからではないでしょうか?


また、核家族化が進み、兄弟の数も減り、大勢の様々な年齢の子供同士が一緒に遊ぶ機会も減っているため、

いろいろな人とコミュニケーションをとる、自分の考えを自分なりに言葉で表現する機会が少ない、

また、同年代のお友達と相談して何かを決める機会も少ないのではないでしょうか。



小学校受験は、一回で指示が聞き取れ、理解し、行動できること。


挨拶と返事がきちんとできること。


二点が、まず基本となりますが、学校側は、知識がたくさんある、ペーパーができるという前に、コミュニケーション能力を求めているように最近特に感じます。


学校は、集団生活ですから、人とのかかわりなしに過ごすことはできません。

勉強は、きちんと話を聞くことができれば、先取りして知識を身につけなくても、小学校に入学してからでも十分間に合います。

でも、自分の気持ちをうまく相手に伝えたり、相手の気持ちを慮る力は簡単には身に付きません。

昔と環境が違うなら、家庭や教室でコミュニケーション能力を磨きましょう。実践あるのみです。


家庭でも、何か決めるとき、「どうやって決める?」「どういう順番にする?」「あなたはどう思う?お母さんは、こんな風に思うのよ。」

たくさんやり取りをして、相談とはどんなものか、協力するとはどういうことか、たくさん経験しましょう。お手伝いも大切です。家族のなかで役割をもらうことは、責任感にもつながります。役に立つことの達成感と、逆に、人に何かして貰うことへの感謝の気持ちも生まれるかもしれません。


教室でも回を重ねてくると、「じゃんけんで決めるのはどう?」「私は、こうしたいんだけどいい?」少しずつ意見が言えるようになってきます。

自分の意見でなくても、「それ、いいね!」と、賛同したり「一緒にやろう」の声掛けも素敵です。

うまく意見のやり取りや相談ができる、役割分担ができる、相手の気持ちを理解できる、それは小学校受験のためではなく、中、高、大学でも、社会に出てからも役に立つことですよね。


私達インストラクターは、お子様の人生の土台となる大切な幼児、学童期に、豊かに生きていく術を身につけるお役に、少しでも立てればいいな、と思いつつ授業に臨んでおります。


2015-10-21
 

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