2009-05-29

教え込むのではなく、、、


このところ受験の話が続きましたが、今日はチャイルドアイズの土台、真骨頂とも言える知能教育の授業についてです。

私ども、チャイルドアイズ経堂校のインストラクターは、手前味噌になりますが、どの先生も十分な研修を受け、経験を積んできた素晴らしい先生ばかりです。受け持つ授業の準備も、いかに教材を最大限に活用し、魅力ある授業にしようかと日々研鑽を積んでおります。どの先生も、どうやって指導したら子供達が夢中になってくれるのかを考え、時によっては手作りの補助教材を用意して授業に臨んでおります。

その先生達の授業を見ていて思うのですが、子供達が夢中になる一番効果的な指導法とは、指導者自身が教材を、どれだけ楽しめるかにかかっているのではないかということです。指導を受けている子供達にいかに感情移入し、指導者自身が教材の世界に入り込めるかが鍵のような気がします。

小さな子供達は正直で敏感です。指導者の教え込もうという意図が見えると、途端に教材への興味が半減します。しかし、一緒に教材を楽しもうと指導者が熱意を持って真剣に向き合えば、教材の世界に入って夢中になります。そして、うまくできれば一緒に喜んでくれる先生がいると、やった!できた!もっとやりたい!と達成感を感じ、更なる意欲へと繋がるわけです。ご家庭で、お母様が知育教材を使って指導しようとすると、どうしても教え込もうとしてしまうのではないでしょうか。そして、うまくできない所ばかりが気になってしまい、うまくできた所を褒めることより、そちらを指摘してしまう。違いますか?お忙しいお母様は、さあ、なんとか効率よく教え込みたいという意気込みで、お子様と向き合ってしまうことが多いのではないでしょうか?

例えば、数の対応のカード「自転車が5台」「豚が6匹」の絵を見せて、「豚と自転車どちらがいくつ多い?」と聞くといかにも算数。でも、こんな風に展開しては如何でしょう?豚君達が、「皆でサイクリングに行こうよ。ブーブー」と相談しています。「僕達全員が乗れるだけ、自転車はあるのかな?」そこで、一匹ずつ指さして、「僕は、この自転車に乗るよ。ブーブー」と1対1対応をしていきます。そして、そこから自転車に乗れなくなった豚君がいることがわかったら、「どうしたらいいと思う?」と問いかけてみて下さい。「時間を決めて順番に乗ればいい」と答えてくれれば、しめたもの!時計の理解できる少し大きなお子様には、「1時間を6匹の豚君達が順番に乗るとしたら一匹の豚君が何分ずつ乗れるかな?」と問いかけてみて下さい。そこまで発展が難しい小さなお子さんには、「乗れない1匹の豚君の気持ちはどんなかしら?」算数から道徳に発展です。

指導者は、演技派でなくてはなりません。絵本の読み聞かせも同じ。淡々と読むより、声音を変えて感情豊かに読んであげた方が、子供はお話にずんずん引き込まれていくでしょう?同じことを教えるのも、楽しくなければ子供には浸透しないのです。人間だれだって、楽しいことは、すっと入ってくるでしょう?

と言うわけで、我がチャイルドアイズ経堂校のインストラクター達は、みな演技派揃いです。とっても楽しい授業を是非体験にいらして下さいね。
2009-5-29
 

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