東京スカイツリーに行ってまいりました。
エレベーターに乗ると、一分たらずで別世界の地上350m地点第一展望台に到着。
展望台から360度ぐるりと東京見物、マッチ箱のようなビルがぎっしり並んでいます。ミニチュアタウンのようでした。
こわごわ、ガラス床に立ち下を覗くと地上のトラックは豆つぶのようです。さらに450m地点までエレベーターで移動しソラカラポイントまで行ってきました。
遠くから、完成したスカイツリーは何度か見ていましたが、近くに立つと上を見上げるようにしてタワーを見ることになります。高い塔が、まるで青空に吸い込まれるかのように高く伸びていました。大きくて高くて迫力がありました。
地上350m地点と450m地点では景色の見え方も異なり、ものは、見方によってずいぶん異なって見えるものだなあと改めて感じました。
地上450m地点で、5歳くらいの子どもが、「こっちのほうがもっと高いから、さっきよりずっと小さく見えるね。」とピョンピョン跳ねながら話していました。「東京ドームもあんなに小さい。むこうの山は遠くだから小さく見えるね。山は本当は大きいのに面白いね。」とお父様。「高い所から見ると小さいけどたくさん見えるね。」とはしゃぐ子どもに、「きれいね。晴れてきてよかったわね。てるてる坊主のおかげかしら?」とお母様。
会話が次から次にはずんで素敵なご家族だなと思いました。
受験などの問題にも、四方観察や、上から見たらどのように見えるでしょう?という問題もありますが、机上だけではなく、実際にいろいろな方向から見てその違いを発見することが大切だと思います。
お教室では、積み木や、やかん、コップなどを置いて、いろいろな位置から観察してみます。違ってみえるんだと発見したとき、新しいことに気づいたとき、子どもたちは目をキラキラ輝かせます。ほかの場所から見たらまた違うのかな?と好奇心も旺盛になります。いろいろ試してみたくて仕方がないようです。
子どもが楽しく、興味をもって、考えることができるような環境、きっかけを用意できればいいなと、いつも私達講師は考えています。
2012-6-4