2012-12-01

受験を通して得たものは


街の中に、イルミネーションの光をあちこちに見かける季節となりました。


小学校や、幼稚園の受験シーズンも、一部を除いて終了しています。

前回のブログでもお伝えしている通り、小学校受験の準備は『何か特別なこと』 では、けっしてありません。

試験の際の面接での問いかけも、基本的には、きちんとご挨拶ができて、先生の目を見てお話できるか・・・が一番大切なことです。子供が、頭を抱えてしまうような意地悪な質問をするなどということはあり得ません。

中には、先生とソファに座って、リラックスした雰囲気の中で行う学校もあったりします。(もちろん、初めてお会いする目上の方に、きちんと自分の思いを伝える・・・ということには多少の訓練が必要であることは当然ですが。) 


では、ご両親はどうでしょうか?

どのご家庭も、お子さまが生まれたとき、無事に生まれてきてくれた感謝の気持ちとともに、親として子供に何を与え、どう教育していくか・・・ということと常に向き合いながら、毎日過ごしていらっしゃると思います。でも、改めて、ご夫婦で向き合って「我が家の教育方針とは」、「我が子にとって、一番大切なことはどんなことか」、「我が子がどんな個性を持っているか」・・・・などと話し合う機会はあるでしょうか?


受験を経験なさるご家庭は、面接や、願書の記入などを通じて、日常なかなか確認し合うことのできない、ご家庭の教育についてじっくりと考え、それまでのお子さまの成長を振り返ることになります。

お仕事が忙しいお父様も、両親面接のために、時間を工面するだけでなく、ご夫婦できちんと話し合って、お互いの意見をきちんと認識し合うことが不可欠となります。また、こうした過程を経ることにより、ご自分のお子さまにはどんな学校が向いているのか・・・ということも見えてきます。

小学校受験は、就学に先立ち、各ご家庭で、お子さまの将来について真剣に向き合い、確認し合う・・・という機会でもあるのです。ご両親のみならず、おばあちゃま、おじいちゃままでが一体となって、お子さんを応援なさるご家族のお子さまは、本当に生き生きとした目をして「私、頑張る!」と試験に臨んでいました。お子さまのことを、真剣に応援するご両親の気持ちは、お子さまにも自然に伝わっているようでした。

小学校受験をするかどうかは関係なく、「小学校に入学する」という事実は、お子さまにとってもご両親にとっても、大切な節目です。お子さまが、ピカピカのランドセルを背負って、緊張して新しい世界に旅立つとき、ご両親も、ちょっと今までの育児を振り返り、新たな気持ちで一緒に門をくぐられてはいかがでしょう。


受験の結果にかかわらず、「よい経験をさせていただきました。」というお母様方の言葉がとても印象的でした。
2012-12-1


 

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