早いもので今年も半分が過ぎ、7月となりました。
先月、日本中を興奮させたサッカーワールドカップ。試合終了後にゴミを拾う日本人サポーターの姿に世界中から称賛の声が集まったのは記憶に新しいことと思います。
日本人サポーターにとってはもはや当たり前の習慣になったことですが、このような良い習慣は同じ日本人としてもぜひ見習いたいものですね。
さて、習慣といえば、もうすぐ夏休みにはいります。
そこで、長いお休みを利用して、お子様にお手伝いの習慣を身につけさせてあげませんか。
ご家庭でのお手伝いを習慣にすることは、自立心を育てたり、生活のリズムを整えたり、また家族の一員としての自覚を促すことに繋がります。ご家庭でのお手伝いは、受験の面接でよく質問されることの一つでもあります。
そうは言っても、なかなかお手伝いが長続きしないというお悩みもあるかと思います。上手にお手伝いを継続させるために、まず、お手伝いの内容は親が一方的に決めずに、お子様と話し合って決めてはいかがでしょう。
自分で決めたお手伝いをすることで、達成感を味わうことが出来ます。また、あれこれとたくさんのお手伝いをしてもらうのではなく、「玄関の靴の整頓はいつも〇〇ちゃんのお仕事」などのように、一つのことを責任を持ってやらせるのも良い方法です。
お手伝いをしているお子様にとって、誰かが喜んでくれるのは嬉しことです。最初のうちは感謝の気持ちを伝えていても、慣れてくると、親にとってもだんだん当たり前のことになりがちです。
お子様のやる気を削がないためにも、お手伝いしてくれた時は、いつも「ありがとう」と心から伝えるように心がけましょう。親が率先して「ありがとう」を伝えるとお子様も自分から「ありがとう」が言えるようになります。
お掃除であれば、「〇〇ちゃんが綺麗にしてくれたからお部屋が気持ちがいいわね。」などのように、お子様がしたお手伝いによって、もたらされることを具体的に伝え、自分がしたことが役に立っているということを感じさせてあげましょう。
お子様にお手伝いをさせることは、最初は親にとっては余計な時間の掛かることです。大人がやってしまう方が断然早いことでしょう。普段より時間のある夏休みです。お子様にお手伝いの習慣を身につけさせるために、どうぞ愛情を持って根気強く取り組んでください。
お手伝いの習慣作りを通して、お子様の成長に気付く良い夏をお過ごしください。
2014-07-02