爽やかな5月も過ぎ、6月になりました。6月は「水無月」。梅雨の季節なのになぜ水無月?・・・
実は、「みなづき」の「な」は「無」ではなく、現代日本語の「の」と同じように所有をあらわし、「水な月」とは「水の月」のことなのだそうです。この時期には、和菓子屋さんに「水無月」という水菓子も並びます。
知育クラスの概念の課題では、季節に関連する絵カードがたくさん出てきます。
受験クラスのペーパーでも、季節の花、果物、生きものは頻出。
その度に、講師は「この花が咲く季節はいつ?」「アゲハチョウ、見たことある?」「栗拾いにはいつ行くの?」と質問し、季節図鑑などで子供達と確かめるのですが、「季節のことはちょっと苦手」というお子様も多いようです。
季節に関することは、一朝一夕に身につくものではなく、日々の生活体験が大切です。
お休みの日に、山や川縁に遊びに行くのはもちろんお勧めですし、普段の日でも、少し遠回りをして遊歩道を歩いてみたりすると、小さな自然に触れることができます。
先日、世田谷線の車窓から、沿線に咲くあじさい、タチアオイ、昼顔などが見えました。
5月半ばには黄緑色だったあじさいの花が、青やピンクに色づきはじめていました。
6月、あじさい、梅雨。「雨の季節に咲くのね」「葉っぱの裏にかたつむりはいるかな?」
そんな親子の会話をたくさん楽しみながら、季節感を身につけていけるといいですね。
2014-6-4