ゴールデンウィークが終わりましたね。
新学期の疲れが出るころに、ご家族でお過ごしいただく時間は
お子様にとっても貴重なお休みになったかと思います。
さて、今日は繰り返すことの重要性に触れてみたいと思います。
お子様から、同じ絵本を何度も読んで、とせがまれることはありませんか?
同じゲーム、同じおもちゃ...面白い!と思ったものについて
「もう一回」「もっと」と同じように頼まれることがあると思います。
大人は結論がわかっていると、繰り返すことが面倒になったり、新規な刺激を求めて似ていても違うものに取り組みたくなったり、ということになりがちです。
しかし、実は「学び」において繰り返すことはとても大切になります。
知ることはゴールではなく、知識を味わい、洞察し、身に着けるためには
興味の対象に繰り返して向き合うプロセスが必要となります。
小さなお子様ほど、刺激に対して敏感で、しかも刺激をリセットして、何度でも新しい気持ちで刺激を受けることができます。そして、面白いと思ったことに没頭する力もあります。
何度も繰り返すことは決して惰性ではなく、また新しいものに目を閉ざすことではなく、向き合っているものを知り尽くそうという好奇心の行動と言えるでしょう。
ある人は独学で高度な知識を要する職に就きましたが、勉強法の一つにテキストを7回読んだことを挙げていました。
ある高名な科学者は、同じことを何年も繰り返したから間違いから生じた大きな成果に気づけたと言いました。
繰り返す力をお子様が見せてくれているときには、可能な時間はその欲求に応え、その力を存分に伸ばしてあげられるように向き合ってください。
是非お教室から持ち帰っていただいた教材についてもおうちで取り組んでいただきたいです。
お教室での45分という限られた時間では見いだせなかった見方、触り方に気づき、さらに発展させていく「ひらめき」に出会うことができるかもしれません。
2014-05-14