2016-02-08

百聞は一見にしかず


お正月はとても暖かったのに急に寒くなり、インフルエンザのお子さんも増えてきましたね。西日本では何十年に一度の大寒波に見舞われ、奄美大島では実に115年ぶりの降雪だったそうです。

 
ニュースで鹿児島の大雪の映像が流れていました。ライフラインのスットプに備えて大騒ぎをしている大人の一方で、初めて本物の雪を見た子供達の様子がとても印象的でした。

 
「冷たい!」「すぐに溶けちゃうの!」「思っていたのとちょっと違う!!」と、満面の笑みで興奮して話していました。

 
絵本や写真、テレビの映像では何回も見ていた雪に、実際に触れてみた感想です。

まさに百聞は一見にしかずですね。

チャイルドアイズの授業はその一見を大事にしています。
その中の一つをご紹介します。

三歳児の授業に「ビルを建てよう」という教材があります。

台紙に書いてある形を見て、実際にキューブを積んで作ってもらうのですが、平面から立体への移行で立体図形の学習の導入になります。

キューブを積み上げ作ってもらった形を、ビルに見立てて「ここは何階ですか?」「では、ここは?」と質問をします。一見、単純に思えるやり取りですが、実はこの質問の裏には二階の下には必ず一階がある事を無意識のうちに理解してもらう狙いがあります。

この教材の続きで年長になると、台紙を見て、見えないキューブの数を数える「キューブの計算」があります。

「ビルを建てよう」で実際にキューブを積み上げ、二階の下には必ず一階があることを理解したお子さんは、一階のキューブが見えなくても二階があることで一階のキューブの存在がわかりカウントできます。

一方、初めてのお子さんは、台紙に見えているキューブの数しか数えることしかしません。

具体物で試行錯誤を繰り返してきたお子さんとの違いがはっきりと出る教材の一つです。

この立方体を積み上げた形に関する問題は近年の中学入試の算数で数多くの学校が出題しています。小学校にあがり実際にペーパーと向かいあった時に気付いてからでは遅いかもしれません。

 
好奇心旺盛の沢山の事を経験させてあげましょう。

 
「百聞は一見にしかず」です。
 

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