2017-01-06

パターンブロックを使った学習について


タングラムやペントミノのような図形パズルの『パターンブロック』をご存知でしょうか。
国立や私立の一部の小学校では、算数教具として使われており、面積や対称・合同といった図形や測定はもちろんのこと、分数の足し算・引き算・通分などつまずきやすい分野の理解を深めるためにも使用されているものです。

パターンブロックは次のような6種類があります。
 


黄色の六角形は、赤の台形の2倍・青のひし形の3倍・緑の三角形の6倍になっています。
組み合わせて置き換えることによって、面積を比較したり分数の理解を深められたり、また系列など規則的なことを見つけたりと算数的センスを磨くのに活用されているものです。


具体物を用いて手を動かすことによって算数を学ぶ『ハンズオン・マス』に取り入れているチャイルドアイズでは、年中児から、一ヵ月に1~2回の割合でパターンブロックが授業のカリキュラムに組み込まれています。
「わ~い、今日はパターンブロックの日だね。」とパターンブロックの授業は子供たちにとっても人気が高く、毎回楽しみしてくれていることを私たちも感じているほどです。

そんなパターンブロックの授業で、先日『どんどん広げよう』という図形の拡大と規則的広がりを学ぶ授業がありました。
放射状に広がる図形、その規則性を見つけるというものです。使用するパターンブロックの数と置く位置、またその向きなどを考えながら見つけだし、実際に置いていきます。
最初は、皆同じ台紙を使用していますが、置くパターンブロックの種類や場所によって、最後にはまったく違う図形ができあがります。それは 図形というよりも造形的作品にも見えます。
「わぁ きれいにできたよ。ママに見せたいね!」と。それをご覧になったお母様がたも写真に撮って喜んでくださっています。
できあがった作品を見て、子供たち自身もその達成感と美しさへの満足感にうれしい笑みがこぼれます。
楽しみながら、そして、パターンブロックを手で動かす経験の積み重ねによって 算数的センスを磨いているのです。
〝パターンブロック″『名前は聞いたことあるけど・・・。』『子供の通っている幼稚園にはあるけれど単なる積み木だと思っていたわ。』という方、ぜひ その〝ハンズオン・マスのカリキュラムを体験してみませんか。

最後になりましたが、2017年が皆様にとって良い年でありますよう、お祈り申し上げます。


【子どもたちの作品】












 

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