さわやかな新緑の5月もそろそろ終わり、もうすぐ6月です。
6月は夏の始まりであり梅雨の時期でもありますね。
私たちの教室では、梅雨を前に一足早く、今月のビンゴのテーマを「雨のつく言葉」として、異学年の小学生たちで一緒になって調べ学習の発表をしているところです。
低学年の「雨がえる」から高学年の「晴耕雨読」までバラエティに富んだ言葉が並んでいます。
ところで、六月の異名は水無月(みなづき)と言いますが、水が無い月という意味ではなく、「無」を「の」と読んで、水の月という意味だそうです。
由来は、田植えをして田に水を引く頃であるというのが有力な説のようです。
同様の意で、水月(みなづき・すいげつ)と呼ばれたり、田に水を張ることから水張月(みずはりづき)という異名もあります。
また、現代でも六月一日は衣替えの日とされていますが、蝉の羽のような薄い衣を着るという意味の蝉羽月(せみのはづき)という異名もあります。
風情のある呼び名ですね。
他に、夏越の月(なごしのつき)という異名があります。
これは、神社で六月の晦日に行われる「夏越しの祓え」という神事が由来となっています。
私も行ったことがありますが、「茅の輪くぐり」をして半年間のけがれを祓うとともに、無病息災を祈るというものです。
(新屋)