2009-07-17

受験の行動観察テスト


 梅雨も明け、幼稚園も夏休みに入り、お母様方にとっては、三食しっかり食事を作らなくてはならない、お子様方を遊びにも連れていかなくてはならない、受験生を持つお母様方は、秋の試験に向けて夏期講習を受けさせたり、ペーパーもさせなくてはならない、願書などの準備を始めなくてはならない‥など、ちょっと気の重い長い休みかもしれませんね。

 最近の小学校受験の傾向として、ペーパー試験よりも行動観察を重視する学校が増えたことは、以前にもお話ししたと思いますが、夏休みこそ、一朝一夕に身に付くものではない行動観察テストに向けお子様への接し方を改める、いいチャンスかもしれません。

 なぜ、学校が行動観察を重視するようになったのか‥。核家族化が進み、他人との関係が希薄になりつつある現代、集団生活の場である学校の運営において、他の生徒と協力し合える子供であることは必要条件なのでしょう。学力の基本である、集中力や意欲、意見の交換のできる表現力や発表力などの子供の能力を、行動観察を通して見極めようと学校側はしているわけです。

 それは、集団の中でルールを守り、集中して指示を聞き、積極的に他人にかかわり協力して、意欲的に物事に取り組めるということが大切で、できた、できないは二の次なのです。目標に向かって諦めずに頑張ることが大切なのです。おとなしくお行儀よくあることが求められていることではないのです。集団の中で、きちんと一度で集中して指示を聞き、子供らしく、伸び伸びと積極的に周りとかかわることができることが好ましいのです。

 そのためには、夏休みなどの時間のたっぷりある時に、色々な人とかかわる経験をたくさんさせてあげることです。経験の中から学ぶことは身に付きやすいものです。普段お稽古に追われるような生活をしている子には、たっぷりお友達と遊ばせてあげて下さい。そして、時々遊んでいる子供達に課題を与え、指示を聞く訓練もしてみて下さい。また、知らない子供とも遊べる児童館などへも積極的に足を運んでみて下さい。遊べない子供は伸びないといいます。遊びには、たくさんの学びのチャンスがあるのですよ。

 チャイルドアイズでも、この夏、受験生には夏期講習を、小さなお子様には、集団で歌ったり踊ったり、工作したりのキラキラクラスを、そして年少~年中のお子様には、面白楽しい理科実験教室を企画しております。短期のこんなクラスに参加することも、とてもよい行動観察の訓練になりますよ。是非ご一考を!
2009-7-17
 

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