2013-12-06

こくご? さんすう?


いよいよ、今年もカウントダウン。              
新しい年を迎えるときは、だれもが「どんな一年になるんだろう…」と期待に胸が膨らむ時ですね。

とりわけ、4月に小学校入学を迎えるご家庭は、お子さんもご両親も、新しい生活の始まりに春が待ち遠しいことと思います。

ご両親の立場になると、『小学校入学』という言葉とともに、にわかに『お勉強』という文字が気になるのも事実。字は書けるかしら?計算をやらせなきゃ・・・とお考えの方も少なくないようで、この時期、急に計算ドリルを始めたりするご家庭も見受けられます。

確かに、計算を早くできるようになるのは良いことです。でも、『さんすう』ができる子にしたければ、まず『こくご』…という説をご存じですか?

今、まさに来年小学校入学を控えた年長さんの知育授業は、「がのにを」。
一体、なに?と思われるかもしれませんね。
授業の中で、お子さんにクイズを出してみます。

いぬ  かまれる
いぬ  かまれる       それぞれ、かまれたのは、だ~れ?
いぬ  かまれる

なかなか、ことばで説明するのは難しいこともありますが、お子さんは、一生懸命、その違いをお話してくれます。わかってほしいのは、1文字違うと、大違い!ということ。
こくご(日本語)で一番難しくて、一番大事な助詞のお勉強なのです。

これが、『さんすう』でも、とても大事。
「10でわる」と、「10をわる」では、答えは大違い。計算ができても、正しく問題を読み取れなければ、どうしようもないのです。

つい先日の、小学校2年生の女の子との授業中の会話
「先生、チャイルドの勉強って、国語なの?算数なの?」
「そうよね~。どっちかわからないお勉強ばかりよね…算数の問題かと思ったら、国語?みたいな問題が沢山あるものね。」
「そうそう!でも、学校には絶対無い科目だね!」
こんなことを言われて、ちょっと嬉しくなったのでした。

私たちは、小学校へ向かうお子さんたちに、『こくご』、『さんすう』、という概念を超えて、大事なことを見逃さず、じっくり考える力をつけてあげたい・・・と考えています。

どうぞ、皆様にとって素敵な一年となりますように。
2013-12-6


 

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