例年になく厳しい暑さの夏休みも終わり、チャイルドアイズにも、幼稚園、学校にも新学期となりました。
私たちは、授業の始まるとき、必ずお子さんたちの様子を見ながらいろいろな声がけをしていますが、この時期は、お子さんの方から
「先生、今日、これからロマンスカーに乗るんだよ!」
「保育園のキャンプに行ったよ」
と、楽しい報告があります。
週ごとに真っ黒に日焼けをして、それぞれ夏休みならではのかけがえのない体験をいっぱいしているようです。
9月に入ると、受験を控えたご家庭にとっては、いよいよ本番…と、落ち着かない毎日かとお察しします。
お子様方の勉強の仕上がり具合が気になるのは仕方ないことですが、ここからは、今までお子様が頑張ってきた以上に、ご両親、ご家庭がそれに応えるかたちで携わっていくことが必要です。
というのも、最低でも6年、大学付属であれば16年にもわたり、学校と家庭との「お付き合い」が始まるのです。私立の学校に入学させる、ということは、学校側からすると『学校の教育方針に同意してくださるご家庭のもと、その協力を得て、一緒にお子さんを教育していきましょう』ということなのです。
お子さんは「試験」という形で、学校側の「こういう生徒が欲しい」という要望に応えなくてはなりません。しかし、それ以上に、幼少期における受験で学校側が一番重視するのは、「こういう家庭のお子さんが欲しい」なのではないでしょうか。
学校側は、願書と、面接によって、ご両親、そしてご家庭そのものを判断しています。
それ次第では、今までのお子さんの頑張りの足を引っ張ることも十分考えられるのです。
願書の準備は、できるだけ早めに行うことは言うまでもありませんが、十分な余裕をもって、気持ちをこめて作成しましょう。面接に際しても、「なんとかなる」という気持ちでは相手に誠意は伝わりません。願書を作成する際に、ご夫婦できちんと内容を吟味して、いま一度家庭を振り返り、あらためて、お子さんの長所や短所を見つめなおしたり、教育方針についてご確認し合うという作業は、面接の際にもとても役に立ちます。
願書と面接はご両親にとって、唯一の「見せ場」なのです。大切なお子様を、自信をもって学校側にアピールできるよう、入念に準備をなさってください。
チャイルドアイズでも、できる限り、お子様のみならず、ご父兄の願書の添削や、面接練習などお手伝いしてまいります。直前になって、慌てて対応することのないよう、早めにご相談ください。
2014-09-02