2015-05-08

季節の行事を大切に


待ち焦がれた桜の季節もあっという間に終わった途端、暖かいを通り越して夏のような陽気が続いています。

ここ数年、地球温暖化などの影響なのか、日本の「四季」の移り変わりに違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。それに加え、科学技術の進歩にともない、食べ物や、植物などの季節感も、なかなか実感しにくくなっています。

このような生活環境の変化のなかでも、小学校受験では季節を問う問題は頻出事項のひとつです。あるいは、このような時代だからこそ、伝統的な季節感というものを、再認識する必要があるのかもしれません。日本の四季は、単に気候の変化ということではなく、あらゆる伝統や行事、そして私達の日常生活のもととなっています。

出題する学校側は、単に知識として季節の常識を求めているのではありません。

家庭生活の中でお子さんたちが、いかに四季折々の経験や活動をしてきているのか、ということを見たいのではないでしょうか? そういう、真の意味での「余裕」が、お子さんの豊かな心を育む基盤と考えているのだと思います。

私達は、ご父兄へのフィードバックの中で、少しでもお子さんと季節感を共有し、昔ながらの行事を楽しむ時間を持っていただきたいとお話しています。

核家族化の進む都会のお子さま方にとって、すべてを経験することは無理かもしれませんが、いくつかの体験を重ねていくことで、初めて、図鑑や映像を通じての知識が自分のものとなるのです。

こどもの日、こいのぼり、兜、菖蒲、柏餅… 今を逃すと、この季節は一年後までやってきません。お子さまと是非「いま」を満喫なさってください。

2015-5-8
 

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