日ごとに暖かさを感じられるようになり,今年は平年より早い桜の開花が期待できそうです。今春、入園、入学されるお子さんは,新しい出会いも多く楽しみですね。
小学校に入学すると、国語ではひらがな・かたかなの次に,漢字の学習が始まります。
先日、文化庁の文化審議会国語分科会が,漢字の手書き文字について指針をまとめました。手書き文字は,漢字の骨組みの部分が合っていれば,「とめ・はね」など細部にこだわらなくてもよいとされています。
何度も繰り返し漢字を 書いて覚えることの大変さから,お子さんが少し解放され,以前より肩の力を抜いて学習できるようになるといいですね。
ノートに繰り返し漢字を書いて覚えることも大切ですが,書き取り練習は「書き写すこと」に没頭してしまい,「覚えること」がおろそかになってしまう可能性があります。
漢字の学習で効果的なのは,漢字を意識して見るということです。
「偏」や「旁」など,漢字の構成に気付けば,覚えるのはとても早くなります。
何秒で漢字を覚えられたかタイムを計ったりして,楽しみながら覚えられれば,お子さんは漢字の学習が苦にならず,自分から漢字を学ぶようになるでしょう。
漢字の魅力に目覚め,漢字好きな子が増えていくことを願っています。
2018-03-18