2017-03-15

伝える力が拓く未来



経堂の街も少しずつ春めいてきました。日当たりの良い枝では、すでに桜の花もほころんできていますね。そんな桜の花を見ると連想するのは、やはり入園・入学式。

このページをご覧の方の中にも、来月のその日を心待ちにしていらっしゃる方がおいでだと思います。

 

中でも幼稚園の入園は、多くのお子様方が初めて保護者の方から離れて一人で社会の扉を開ける、親子にとって初めて体験するとても大きな節目なのではないでしょうか。

 

チャイルドアイズでは、一足早く3月から新学年のカリキュラムが始まるため、来年の入園を目指す小さなお子様方も、今までより少しお兄さん、お姉さんの教材でレッスンをスタートさせています。と、同時に少しずつ入園を意識したご挨拶やお返事の仕方なども練習を始めました。

 

ほんの数か月前までは、ご挨拶どころかお母様と離れられず、ずっとお母様の足にしがみついていたり、お椅子に一人で座れなかったりしたお子様が、「お教室」という場所に慣れ、「お教室の先生」にも慣れ、誇らしげに自分の椅子に座り、徐々に笑顔でお話してくれるようになる様子は、まるで花の蕾がゆっくりと開いていくのを見ているようで、とても嬉しいものです。

 

チャイルドアイズのレッスンは、正しい形で立ち、元気にご挨拶するところから始まります。それは、2歳児の小さなお子様方も同じ。

まずは両足をきちんと閉じて立ち、先生のお顔を見てしっかり礼をしながらご挨拶します。はじめは、恥ずかしかったり勇気が出なかったりしてもじもじしてしまうお子様もいらっしゃいますが、ご挨拶が習慣になると、みんな立派にできるようになっていきます。

 

自分の名前も、はじめは聞かれても首をかしげるだけだったものが、まずは下の名前から。先生が言った後に真似する形で声を出せるようになり、だんだんと苗字と名前をつなげて答えられるようになっていきます。

 

ご挨拶をすることも、自分の名前をきちんと言えることも、入園準備としてとても大切な要素であることは間違いありません。でも、それだけではありませんよね。

 

笑顔で元気にお友達や先生、周りの方にご挨拶できること。これは、大人の世界にも共通する 周りに受け入れていただき、良い印象を持っていただける大切な振る舞いです。笑顔で挨拶されて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。

 

そして、自分の名前をきちんと言えること。こちらも、周りの人により早く自分のことを覚えていただけますし、万が一保護者の方とはぐれた時にも、より早く保護者の元へと戻れる可能性が高いのではないでしょうか。

 

どちらも、自分が周囲の人達が心地よく過ごせたり、自分を守ったりすることができる大切なスキルだと思うのです。

 

また、チャイルドアイズでは、自分の知っていることや伝えたいこと、気付きを自分の言葉で伝える「概念」の教材をはじめ、レッスンを通して 自分の考えや気持ちを相手に正しく伝えられるコミュニケーション力をつけることを大切にしています。

 

今年の中学入試でこんな問題が話題になっています。某上位校の算数です。「今まで学んできた算数の知識を実生活の中で活用し、感動したことや面白かったことを簡潔に述べなさい」という内容です。そう、この問いには明確な正解はないのです。「算数」という教科の問題にも関わらず、まさに、自分の内にあるものを集約し、的確に言葉にするプレゼン力が試されているのです。

 

2020年の大学入試改革を前に、そして、これからの国際社会で生きていくために、日本の教育界ではますますこうした 言葉の力、相手に伝える力を重要視する傾向にあるようです。

 

その大切な力をお子様方それぞれのペースで育んでいけるよう、お手伝いできたらと私達は思っています。

2017-03-15
 

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