2022-01-18

思いを込めて


 

 新しい年を迎えて教室のドアを開けた子供達は、一様に少し緊張した面持ちで畏まっています。

 「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」 上手にできるかな、とドキドキしながら、そして少し照れくさそうに、ご家庭で練習をして来た新年のご挨拶をしてくれます。 

私達もその気持ちを受け止めて、心を込めて挨拶をするように心掛けています。

挨拶だけではなく、言葉を交わすという事は「思い」のキャッチボールです。

何かを伝えたい、聞いて欲しいと発せられた言葉は、それが拙くても 辿々しくても 受け取り手にその思いが伝わるのではないでしょうか。

子供達の緊張感のあるご挨拶も、「ねえねえ、先生聞いて」「あのね、あのね」と興奮しながら溢れ出す言葉も、受け取る私達にはその子供のドキドキやワクワクがしっかりと伝わって来ます。

そしてこちらもドキドキワクワクしてしまうのです。

では、私達インストラクターが授業で発している言葉を子供達はどう受け取ってくれているのでしょうか。

ご父兄からこんなお話を聞くことがあります。

「ウチの子が、保育園でお友達を『○○くん、じょうずにできて 素晴らしい!』と褒め称えていて、 園の先生に驚かれました。」 「家族を相手に『このかたちはなんですか?チックンはなんこありま すか?』と、先生の授業の真似をしています。」 インストラクターの思いを込めた言葉から、授業の内容に興味を持って楽しいと感じ、記憶し、ア ウトプットにまで発展させてくれているのだとしたら、それは私達にとってとても嬉しい事です。

伝えたい届けたい思いが、素直に真っ直ぐ、そして暖かく 言葉と共に子供達の心に届くように心掛けて、今年も私達は 授業をさせて頂きたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

2022-1-18

(北村)


 

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