『思考力検定』という検定があるのをご存じでしょうか。
そう、『英検』と呼ばれている英語検定、『漢検』と呼ばれている漢字検定と同じように、学年別ではなくレベルの違う級を受検していくもので、思考力の程度を知るための検定です。
10級からある検定ですが、3級以上のレベルになると高校の入学試験の優遇措置対象にしている学校もあるほどです。
思考力検定の問題は、小中学校の算数.数学とは異なり、速く計算したり公式に数字をあてはめることだけでなく、物事を論理的に考えて解いていくものとなっています。
『思考力』とは、いくつかの情報(条件)から関係性を見つけ出し、新たな事柄を見つけ出す力、すなわち、『物事を筋道立てて考える力』です。
2020年の学習指導要領の大改訂においても、柱となっているのは“思考力”“判断力”“表現力”です。
また、私立の中学受験でも難関校では特に、公式を当てはめて解ける問題ではなく、思考力を必要とする問題が多く出題されています。
そして、子どもだけでなく、ビジネスパーソンの間でも“思考力を高めビジネスに繋げる”など これからの時代『考える力』すなわち『思考力』がさらに注目されることでしょう。
チャイルドアイズでは、小学2年生以上のお子様には この思考力検定の受検を推奨しています。思考力検定の問題文は長いものもあり、文章読解力も必要なので、2年生を目安にしていますが、中には1年生ながら受検し高得点を出しているお子様もいらっしゃいます。
年3回行われる思考力検定の2回目が、この11月上旬に行われます。
チャイルドアイズ経堂校の受検をされるお子様たちは、今、まさに 過去問などを使って対策の学習をしている最中です。
検定問題は 文章が長い問題も含まれています。と言うことは、文章をしっかり読み込み、意味の取り違いなどにも気をつけることも必要ですし、また、意味がわかり解くことができても、最後に数え間違えたり、解答用紙に書き間違えたりすることのないよう集中力も必要となります。
それらを、過去問を取り組むことによって身につけることも重要です。
いい意味での緊張感を持って検定に臨むという機会を持つことが大切なのではないでしょうか。
検定を受けると、検定協会から 個人成績表・分析表などが返却され、それに伴い合格証や得点別のシールなどが送られてきます。
得点によって シールの色が金・銀・銅色などに分かれているので、前回と同じ級を受検するお子様がさらに上の色のシールを目指すということもあり、励みになっているようです。
考える力のトレーニングをし、検定に取り組むことによって、思考的問題の定着を図るよいチャンスだとも思います。
受検する皆さんにはぜひ頑張ってほしいものです。
2022-10-12
(上原)