2022年、今年もあっという間に年末がやってきそうです。
世の中は断捨離、⽚づけブームですが、この⽚づけこそ⼤⼈も⼦どもも⽇々の課題ではないでしょうか。
授業をしている中で、「お机の上をきれいにしましょうね」と⾔う声掛けを何度かします。
早く次をやりたい、この⼦どもの気持ちを少し抑えて、⼀度使った教材等をもとの場所に戻してから次へ進む。
この過程はとても⼤事なことだと思います。
雑然とした環境でものを考えると前頭葉の働きが低下し判断が雑になるというデータがあるように、整理整頓されている机の上で考えるということは、視覚的にも精神的にも集中できて脳内も整理された状態で取り組めます。
その為には使い終わったものは必ずもとの場所に戻すを続けていくしかないのです。
そして、これは机上のことだけに限らず、脱いだ靴を揃える、ごはんを⾷べ終えたら⾷器を⽚づける、読み終えた本を本棚に戻すなど⽇常⽣活にあふれています。
元来、幼児は整理された状態、整理する作業を好むと⾔われ細かい指⽰をしなくても⼦どもなりに考えてきれいに整理します。
この時、結果が親の意に沿わないものでも⼦どもが⼀⽣懸命考えて整理したと思われるものであれば褒めてあげましょう。
褒められることで⼦どもにとって成功体験に繋がります。
最後に、よく「つ」のつく年齢の教育が⼤切だと⾔われています。
「つ」のつく年とは1つ(1歳)、2つ(2歳)…9つ(9歳)の1〜9歳までのことです。
教室でもたくさんの刺激を受けて多くのことを学ぼうとするお⼦様達の⽬はいつも輝いています。
この「つ」のつく年齢の⼦どもと過ごす時間を⼤切にしながら、あらためて⾝のまわりを整えることから⼤切にしてみてはいかがでしょうか。
2022-11-22
(橋本)