12月、この時期になると子供達の多くはワクワクソワソワと浮き立ってみえますね。
サンタクロースが来てくれるかどうかは最大の関心事です。
サンタクロースのプレゼントは大人がこっそりと用意する物ですが、子供達には「サンタクロースがプレゼントしてくれる」とお話しされるご家庭も少なくないのではないでしょうか。
サンタクロースが来るのを心待ちにする事でクリスマスという行事を楽しむ事になります。
おもちゃや人形で遊ぶ、おままごとをする絵本を見るなどと同じで、クリスマスを体験するのも子供達の空想力や想像力を育てていると言えるでしょう。
この様に幼児期に生活の中で見たり体験したものから想像力が養われ、空想の世界が広がります。
お子さんが空想の世界に浸る事を不安に感じられるお父様お母様もいらっしゃると思います。
4〜5歳には現実と空想の境目を認知できるようになるというデータがあります。
色々な経験から、自然に理解していくのです。
いつかは、サンタクロースがくれたプレゼントではないと認識する様になるのです。
その時が来るまで、子供達の空想を否定したくありません。
目に見えて数値化できる認知能力と違い、非認知能力とは、コミュニケーション能力、リーダーシップ力、忍耐力、粘り強さ、協調性、積極性、モチベーションの高さです。
幼児期に認知能力を育てると同時にこの「非認知能力」を大いに刺激して高めてあげると、成長してからのさまざまなスキル向上や生活力、社会性に違いが現れるそうです。
お子さんが好きな事、興味を示した事にハマり、空想遊びをしていたら周囲の大人も一緒に楽しみましょう。
そこから少しずつアシストして興味の幅を広げてあげれば、狭い世界に固執する事なく様々な方面に視野が広がるかもしれません。
私達も、季節の行事や教材を通して子供達と一緒に楽しみながら、その想像力・空想力を温かく見守り、伸びやかに成長させてあげたいと日々考えています。
2022-12-05
(北村)