2017-09-29

表現力の基礎を作りましょう



この時期、年中児の授業で『どんな花火かな』という、ひとつの物を表すのにどんな言葉で表現できるかを引き出す内容のカリキュラムがあります。概念(言葉)の領域の教材です。

例えば、夏の夜空を彩る『花火』。『花火』の絵カードを見せながらその様子を子供たちに聞くと、「大きい!」「きれい!」「あかるい!」・・・いろいろな言葉が飛び出しました。語彙が豊富であればあるほど、多くの言葉表現ができるというものです。


この授業で 少し気になったことがありました。この教材には50枚ほどの形容詞の言葉カードがあって、それを使って、子どもたちに『反対語』を確認しているのですが、「大きいの反対の言葉はなんですか?」と問いかけると「ちっちゃい」というのです。また、「背が高いの高いの反対の言葉は」の問いかけにも「ちっちゃい」。他に「では、長いの反対の言葉はなんですか」と問うと、やはり「ちっちゃい」という言葉が返ってきました。 どうやら、普段からいろいろな意味で「ちっちゃい」を使っているようです。おそらく、お父様やお母様が、普段の生活の中であまり意識せずに「ちっちゃい/ちいさい」を多用しているのだと思いました。


小さなお子様は、身近な大人から言葉を覚えます。まだ小さいから・・・/幼稚園児だから・・・/意味がわかっていれば正しい表現はできなくても・・・」と思わずに、小さいお子様だからこそ正しい言葉で接してあげてください。


でも、意識しすぎて、『高いの反対は低いでしょ!』などと強く注意しなくても大丈夫です。お子様が「ママ、あのビル高いねぇ、こっちはちっちゃいねぇ」と言ったら、「ほんとうね、あのビルは高いね、こっちのビルは低いね」と正しい言葉を自然に使うだけで充分です。きっと、お子様は、「こういう言い方もあるんだ・・」と無意識に覚えていくことでしょう。


お父様、お母様の言葉がお手本です。名称だけでなく、様子を表す言葉、気持ちを表す言葉など、多くの言葉を使えば使った分、お子さまの覚える語彙も豊かに増えることでしょう。絵本を読み聞かせるものいいですね。年長さんくらいになったら、簡単な慣用句やことわざも使ってあげましょう。「あらあら、部屋が散らかっていて、足の踏み場もないわね」・・・など、ごくごく身近な内容からで構いません。知らない言葉を覚えているようなときには、「そんな言葉も覚えたの!」と褒めてあげることも良いですね。


普段からお父様、お母様が多くの表現の言葉を使うことによって、語彙が増え表現力の基礎が築かれます。そのことは、お子様のその後の学びとコミュニケーションをより豊かにしてくれることと思います。

 

 

 

 
 

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