お子さま方は、折り紙がお好きですか?
私達のお教室では、45分の授業の後に、インストラクターがお母様やお父様にその日の授業の目的や狙い、授業の際のお子様の様子などを必ずフィードバックさせていただいています。授業が終わったお子さんたちの多くは、その間、楽しそうに折り紙をして待っていたりします。
折り紙は今や、「ORIGAMI」と国際語にもなるくらい、世界に誇る素晴らしい日本文化です。
折り紙、といえば、一般的には「ツル」や「ヤッコさん」などの遊戯としてのイメージが強いかと思われますが、実は、手先の器用さはもちろんのこと、対称性を見抜いたり、補助線を引く…といった図形の問題を解くうえで欠かせないセンスを研ぎ澄ますうえで、とても有効な遊びであることをご存じでしょうか?
幼いときに、手際よく折り紙を折っていたお子さんが小学生になってから算数の力がとても伸びたということも少なくありません。
チャイルドの年中さんの教材に「正方形」というものがあります。
これは、いわゆる折り紙の形である正方形を、いろいろな形を組み合わせて作成していくものです。
この年代のお子さんたちにとっては、「正方形」といってもピンときませんから、「折り紙の形よ」と声をかけていきます。折り紙に普段から触れているお子さんは、「半分に折って」という指示に対して、すぐに2通りの折り方に気づくことができます。二つに三角をつくる半分と、長四角をつくる折り方です。
この二つの分割線をヒントに、お子さんたちは、与えられたパーツを使って色々なバリエーションの正方形を作ることができます。
先日の授業の中で、とても嬉しい発見をしてくれたお子さんたちがいました。
二人一組の授業で、お子さんたちに渡したパーツは、

です。
皆さんは、この4枚のピースで、正方形をくみたてるとしたら、どのように作成なさいますか?その組み立て方は、実は2通りあるのですが、お気づきになりましたか?

もう一人のお子さんは、

というふうに組み立ててくれたのです。
先生から、「こんな組み立て方もあるよね」と教わるのとちがって、お子さんたちにとっては、同じパズルが、まったくことなる方法で組み立てることができるということを、お友達同士で見つけられたことは、とても貴重な経験であり、図形の見方に対するとてもよい刺激になったのではないでしょうか?こんなときは、グループレッスンの良さを改めて感じる時でもあります。
この発想の違いも、もしかしたら、普段お子さんが折る折り紙のレパートリーが、三角ベースで始まるものと、長四角ベースの違いからきたのかもしれません。
その後も、この二人は、黙々といろいろな正方形を組み立ててくれました。


折り紙には、さらに、折る順を記憶する…という能力も必要です。
寒い日や、秋の長雨の季節、ご家庭でもお子様と一緒に、ぜひ折り紙を楽しんでみてはいかがでしょうか?
