空が高く感じるようになったなぁ…と思っていたら、朝晩の空気が凛としてきて、気づけば冬物のコートを羽織る季節。早いもので、今年もあと一か月余りとなりました。先生も走る慌ただしい「師走」。毎年年末が近づくと、何となく気が急いて忙しく感じてしまうものです。
それでなくても小さいお子様を育てているお母様方は、毎日が慌ただしいですよね。目が離せないお子様のお世話の他、家事やお仕事もあるでしょうから、自分の時間を持つ余裕もなかなかなく、日々息つく暇もないかもしれません。
チャイルドアイズでは、母子分離が基本です。お子様のレッスンの間のひと時は、お母様の自由時間。皆さんロビーや教室のご近所で、思い思いの時間を過ごしていらっしゃいます。決して長い時間ではありませんが、特にお子様がまだ小さくて、なかなか普段気を抜けないお母様方にとっては貴重な「おひとり様」タイム。ぜひ少しでもリフレッシュしていただきたいと思います。教室の小窓から中のレッスンをご覧になっているお母様も、お子様を少し離れて見守ることで、より愛おしく感じ、レッスンの後は違う気持ちでお子様と向き合えるようです。実際、レッスンが終わり、フィードバックの為に教室に入っていらっしゃるお母様の多くは、親と離れ精一杯頑張ったお子様が「可愛くて仕方がない」という表情をしていらっしゃいます。そして、その穏やかで優しい笑顔を見たお子様方は、とても嬉しそうで、誇らしげです。
先日、脳科学の先生の 育児についての講演を聴く機会がありました。先生が、特に訴えていたのが「親が幸せでなければ、子どもは幸せになれない。親が犠牲になってまで頑張らなくていい」ということ。good enough(=それでじゅうぶん) の考え方だそうです。
例えば、この寒い季節。ご自分とお子様の支度を整えて教室に通っていらっしゃるだけでも「good enough」!お家でも、家事に追われ怖い顔をして「あぁ、忙しい、忙しい!あなたの為にやっているのよ!!」と完璧を目指すより、少しくらい手抜きでもニコニコ笑顔で子ども達と時間を共有できる方が「good enough」! きっと良いのでしょう。
忙しい年末だからこそ、自分に少し甘く…。「good enough」!そこそこ頑張っている自分を認めてあげてはいかがでしょうか。
親と子の心、気持ちは共鳴します。親の心の持ちようが、子どもに伝わるのですね。お母様がラクになることで、子どもも安心して一緒にいられるのです。
チャイルドアイズ経堂校スタッフ一同、お子様のことはもちろん、お母様方のお力にもなりたいと願っております。
来たる2018年も、皆様にとって良い年になりますように…
2017-11-21